【todoro】ニュースレター No.4 ブランドの神髄

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配信日:2024年8月2日

こんにちは('-')/
todoroの平岡です。

今日はtodoroがアイテムを設計したりリリースしたりする際に考えていることを少しご紹介したいと思います。

このメールをご覧になってくださっている方はtodoroにどのようなイメージをおもちでしょうか。

とにかくステンレス、シンプルなデザイン、ちょっと変なアイテム、などいろいろもってくださっていると嬉しいです。

自分としては「ようできてる」「考えられてる」「なるほど」と言ってもらえるような製品づくりこそtodoroの神髄でもあり、同時に、「あほくさ」「しょうもな」「おもろいやん」と言ってもらえるような製品もまたtodoroの神髄であると捉えています。

特に製品の開発の段階では、他人には全く理解されないような細かなところまで神経を使って、とことん突き詰めて考えます。

一人でやっているからこそ、作っていける世界観というものもあります。開発中に愛想を尽かされる相手もいません。せっかく一人でやっているので、できるところまでやってみたいと考えてしまうんです。

最終的に形になった時に、途中考えていたことが使い勝手や見た目や手触りとなって必ず返ってくると思います。ここを人に任せてしまうと自分が作ったことにならないと思っています。

人のまねをするようなものは作りたくなくて、大多数の人に受け入れられなくても少数の人が大きな満足を得られたらそれでいいや、という気持ちや、天邪鬼な気持ちからhazureの名前が付けられたように、大きいものが強いとは限らない、規模の多さで正しいとは決まらない、という思想をもっています。todoroという世界は、誰しもが「好きなものは好き」と言える世界で在りたいと思います。

ものを作るときに必要になる、寸法や形状が描かれた画のことを図面といいます。自分は工業の世界に身を置いて15年、けっして業界では長い方ではないのですが、今まで見てきた図面の数は半端ではないと自負しています。数万人規模のメーカーの図面から、その辺のおっちゃんが描いた落書きまで、数千枚の図面を見てきました。

見た目だけ綺麗に整えられた図面よりも、おっちゃんの落書きの方が正しいという事例も嫌というほど見てきました。

実際に工業の世界に身を置く人間だけが、たどり着く思想やデザインというものがあると信じています。

ロゴやデザインに使用するフォントや、選択する言葉、使用するカラーリングなども、そのブランドを形成する重要な要素だと考えていますし、デザインの元になるものは、今まで見たこと聞いたこと、歩いた場所や食べたもの、聴いた音や奏でた音楽、受け取った言葉や吐いた言葉、子供の頃に読んだ絵本から、自分の子供へ読み聞かせた絵本まで、ありとあらゆる体験が素材となっています。todoroというブランドが、例えばサンゴのようにとても複雑な形状をしていたとしても、どこを切り取っても断面がやはりtodoroだなあ、と見ている方がわかるものこそがブランドだと思います。

これからも製品を通してtodoroの神髄をお伝えしていきます。

余談ですが、ペン立てchikuwaの商品紹介アニメーションの最後に色鉛筆を持った幼い時の娘のプワプワの小さなおててが登場します。笑

またニュースレターでお会いしましょう('-' )\m/

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