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【todoro】ニュースレター No.23 春の予感と「弾力」の話

こんにちは('-')/
todoroの平岡です。

今日はひなまつりですね。風の中にも微かに春の匂いが混じるようになってきました。三寒四温といいますが、五寒二温くらいになってくると、「お、もしや近づいてきてるのか?」と春の気配を感じます。

さて、3月といえば「旅立ち」や「節目」の季節ですね。我が家でも、下の子が小学校に入学する準備をしていたり、近所で卒業式帰りの学生を見かけたりと、なんとなく街全体がソワソワとした熱を帯びているように感じます。

そんな今月は、金属の「弾性(だんせい)」について少しお話ししようと思います。

一般的に金属、特にステンレスなどは「硬くて頑丈」というイメージが強いですが、実はものづくりの現場では、その「しなり(弾性)」こそが非常に重要な役割を果たしています。

例えば、重い荷重がかかった時に、ポキンと折れてしまうのではなく、わずかに「しなる」ことで力を逃がし、元に戻る力。この粘り強さがあるからこそ、金属は過酷な環境でも耐えることができるのです。「固さ」の中にある「柔らかさ」のようなもの。

これって、人間関係や日々の暮らしにも通じるところがあるな、と思います。完璧に硬く、隙のない自分でいようとすると、予想外の衝撃が来た時にポキッと心が折れてしまいがちです。でも、どこかに「遊び」や「しなり」を持っておけば、強い風が吹いても、また元の自分に戻ることができます。

僕が作るtodoroのアイテムたちも、ただ硬くて頑丈なだけではなく、手に持った時の馴染みの良さや、使い勝手の中にある「心地よい感触」を大切に設計しています。「issun」というしおりも、薄いステンレス板のもつシャープな質感を大事にしつつ、本を傷めないように、手に馴染むように角を取って表面を磨き、仕上げています。

新生活といえば、やはり足元から。宣伝で恐縮ですが、携帯用靴べらの「sunoko」は、この時期のギフトに選んでいただくことがとても多いです。

慣れない革靴で緊張しながら新しい扉を叩くとき、サッと財布から靴べらを取り出してスマートに靴を履く。その「ちょっとした余裕」が、ガチガチに固まった緊張をほぐす「しなり」になってくれたらいいな、と願っています。

春は、出会いと別れが交差する、心の色が目まぐるしく変わる季節です。寂しさも、期待も、不安も、全部ひっくるめて「今の自分を形作る大切な素材」だと思って、ゆっくりと新しい季節に馴染んでいきたいですね。

出会いに感謝。別れにも感謝です。

皆さまの春が、ステンレスのようにキラリと輝く、素敵な始まりになりますように。

またニュースレターでお会いしましょう('-' )\m/

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