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【todoro】ニュースレター No.29 力の話

こんにちは('-')/
todoroの平岡です。

名実ともにようやく残暑の季節に入りました。

一気に蝉の声が減り、秋の虫も鳴き始めましたね。なんとなーく、少しずーつ、涼しくなっているような気もしますが、みなさんのところではいかがでしょうか。

我が家でも長かった子供たちの夏休みが終わり、ブーブー言いながらの通学がまた始まりました。

休みの日には子供とたくさんの話をしますが、その中で「力」について話したことがあります。

そんな今日は力の話。「蚊」ではなくて、「ちから」ですよ。笑

力と一口にいっても、あらゆる世界においてあらゆる種類の力が存在します。腕力、体力、知力、聴力、意志力、生命力など人や生物に関するものから、重力、弾力、摩擦力など自然界に存在し科学的にも活用されるもの、電力、火力、水力、風力など比較的力の交換がしやすいエネルギーに関するもの、魔力、想像力、努力などファンタジーの世界から運命を変えるほどの無限の可能性を秘めたものまで、枚挙にいとまがありません。

技術や審美眼などというものも、ある種の力といっていいかと思います。

おとぎ話やゲームの影響で、「強い力」は子供たちに憧れを抱かせます。特に「重いものを持ち上げる」ことを通じて、目に見える腕力などは理解がしやすいようです。

息子が3歳のときの話です。「力が強い人はかっこいいか」と問うと「かっこいい」と返ってきました。では「じゃあその人が、その強い力で殴りかかってきたらかっこいいか」と問うと、それは「かっこよくない」。「じゃあその手を、別の人が止めてくれたら、止めてくれた人はかっこいいか」と問うと、「かっこいい」と返ってきました。子供ながらに思うところがあるんでしょうね。

力には「大きさ」という要素と同時に、「方向」という要素があります。たとえば自分が家業で取り扱う「真空」という技術の世界では、「爆発」の逆となる「爆縮」という現象が起こります。外側に一気に広がって風船が破裂するようなイメージではなく、内側に一気に縮まって空き缶が潰れるようなイメージです。

物理学者のアルベルト・アインシュタインが提唱した相対性理論という概念は現在GPSなどにもその理論が活用されているそうですが、原子爆弾というものを世に誕生させるきっかけにもなりました。その力の大きさが大きければ大きいほど、反対側に回ったときの恐ろしさもまた、そっくりそのままその大きさで返ってきてしまうことを意味しています。その力の強さを誰よりもよく知るアインシュタインは、その使用を止めるよう警告したとも言われています。

また、アスカニオ・ソブレロによって発見されたニトログリセリンは、ノーベル賞で有名なアルフレッド・ノーベルが発明したダイナマイトの原料でもありますが、同時に心臓病の治療薬でもあり、発見から180年経った現在においても極めて重要な薬として活用されています。

このように、力は「使い方」や「制御」について考えることが、とても重要です。山火事で料理はできません。

デール・カーネギーによる「How to Win Friends and Influence People (邦題:人を動かす)」には、次のようなエピソードが出てきます。アメリカの学校で、先生の飼っていたネズミが教室の中で迷子になってしまいました。先生は生徒のスティーヴィーに探してもらうことにしますが、スティーヴィーは目が見えません。なにも先生は嫌がらせで彼に頼んだのではなく、彼なら見つけられると考えていました。スティーヴィーは、その類まれなる耳の力を使って、ネズミを見事に探し出します。後にこの少年はスティーヴィー・ワンダーという名前で世界を魅了するミュージシャンになります。これはスティーヴィー・ワンダーにとって初めて耳の能力を通じて感謝を経験することになったできごとであり、後に、この体験は「新しい人生の始まりだった」と語っています。

子供の力は種や苗のようなもので、その凄まじい可能性を孕みながらも、置かれた環境や与えられる水のやり方ひとつで、実の付き方も変われば、腐ってしまうこともあるんだと思います。

教え、諭す力というのもまた、ものすごい可能性と未来を変える力を秘めているんでしょうね。

以前のニュースレターでドーパミンについて触れました。誰でも、簡単に、無料で、大量のドーパミンが手に入る現代。大人だって今や縦長動画の呪縛に絡めとられる始末。己の欲つまり自分自身に打ち克つ力を克己といいますが、この力が、今、大人にこそ全世界で求められているのかもしれませんね。

自分も就寝前に横になってスマホを触り始めてしまったら、このニュースレターを書いたことを思い出すことにします。笑

またニュースレターでお会いしましょう('-' )\m/

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